🚀 VSCode × Claude Code / Codex でデータ分析を始めよう

超初心者向け完全ガイド(2026年最新)


📋 目次


0. このガイドの使い方

「自分に合った道筋」を選んで読む形になっています。全部読む必要はありません。

どのAIを使う?
├── Claude Code  →  セクション 4 へ
└── Codex        →  セクション 5 へ
      ↓ (Codexの場合)
どうやって使う?
├── VSCode拡張機能(おすすめ)  →  5.1 へ
├── CLI(ターミナル操作)       →  5.2 へ
└── Codex app(VSCode不要)    →  5.3 へ ※セクション3はスキップ可
      ↓
どのOSを使っている?
├── Windows  →  各セクションの「Windows の場合」を読む
└── Mac      →  各セクションの「Mac の場合」を読む

💡 読む順の例:


1. AIツールを選ぶ

1.1 Claude Code と Codex の違い
項目 Claude Code Codex
提供元 Anthropic OpenAI
必要なアカウント Anthropicアカウント ChatGPT アカウント
設定ファイル CLAUDE.md AGENTS.md
1.2 どうやって使う?
形式 説明 向いている人
VSCode拡張機能 エディタの中でAIと会話できる 簡単に始めたい人
CLI ターミナルからAIを呼び出せる コマンド操作に慣れている人
Codex app(Codexのみ) 専用のデスクトップアプリ 超簡単に始めたい人

💡 迷ったら VSCode拡張機能 から始めましょう。

1.3 Codex app について(Codex ユーザー向け)

Codex には、VSCode拡張・CLIとは別に 専用のデスクトップアプリ(Codex app) があります。

Codex app VSCode拡張機能 CLI
形式 デスクトップアプリ エディタ内パネル ターミナル
並列処理 複数タスクを同時に実行できる 1つずつ 1つずつ
Git統合 コミット・ステージングまで一体化 基本的な機能 コマンドで操作
自動実行 バックグラウンドで自動処理 非対応 非対応

💡 VSCodeに縛られず使いたい場合や、複数の処理を並行させたい場合に向いています。
インストール方法は5.3 Codex app(デスクトップアプリ)を参照してください。


2. 準備するもの

AIツール 必要なもの
Claude Code Anthropicアカウント(公式サイト で作成)
Codex ChatGPT アカウント(公式サイト で確認)

💡 両方使う必要はありません。どちらか一方でOKです。


3. 共通セットアップ(VSCode・Python)

💡 Codex appのみ使う方はこのセクションをスキップできます。5.3 Codex app(デスクトップアプリ)

3.1 VSCodeのインストール

Windows の場合

  1. https://code.visualstudio.com/ を開く
  2. Download for Windows」をクリック
  3. ダウンロードした .exe をダブルクリック
  4. 「同意する」→「次へ」
  5. ✅ 以下にチェックを入れる:
    • 「デスクトップにアイコンを作成」
    • 「エクスプローラーのコンテキストメニューに追加」
  6. 「インストール」→「完了」

Mac の場合

  1. https://code.visualstudio.com/ を開く
  2. Download for Mac」をクリック
  3. ダウンロードした .zip をダブルクリック
  4. 「Visual Studio Code」を「アプリケーション」フォルダにドラッグ
3.2 Pythonのインストール

Windows の場合

  1. https://www.python.org/downloads/ を開く
  2. Download Python 3.xx」をクリック
  3. ダウンロードした .exe をダブルクリック
  4. ⚠️ 重要: 「Add Python to PATH」に必ずチェック!
  5. 「Install Now」をクリック

Mac の場合

  1. https://www.python.org/downloads/ を開く
  2. Download Python 3.xx」をクリック
  3. ダウンロードした .pkg をダブルクリック
  4. インストーラーの指示に従う
3.3 基本の拡張機能をインストール

VSCodeを起動して、左サイドバーの 🧩 アイコン(拡張機能)をクリック。

拡張機能名 検索ワード 用途
Japanese Language Pack japanese VSCodeを日本語化
Python python(Microsoft製) Python開発に必須
Pylance pylance Python補完強化
  1. 検索ボックスに拡張機能名を入力
  2. 「インストール」ボタンをクリック
  3. 日本語化後、VSCodeを再起動

完了チェック: VSCodeが日本語で表示されればOKです。


4. Claude Code セットアップ

4.1 VSCode拡張機能版

インストール

  1. VSCodeの拡張機能(🧩)を開く
  2. Claude Code」と検索
  3. 発行元が Anthropic のものを選択
  4. 「インストール」→ VSCodeを再起動

⚠️ 発行元が「Anthropic」以外の類似拡張機能に注意してください。

サインイン

  1. 左サイドバーに ✨ アイコンが追加される
  2. クリックしてClaudeパネルを開く
  3. Sign in」をクリック
  4. ブラウザでAnthropicアカウントにログイン
  5. VSCodeに戻ると接続完了!

💡 CLIのインストールは不要です。拡張機能だけで動作します。

完了チェック: チャットパネルにメッセージが送れればOKです。


4.2 CLI版

Windows の場合

ターミナル(PowerShell)を管理者として開いて実行:

irm https://claude.ai/install.ps1 | iex

⚠️ 事前に Git for Windows のインストールが必要です。

Mac の場合

curl -fsSL https://claude.ai/install.sh | bash

または Homebrew を使う場合:

brew install --cask claude-code

起動方法

分析したいフォルダで:

claude

初回起動時にAnthropicアカウントでログインします。

完了チェック: claude コマンドでチャット画面が起動すればOKです。


5. Codex セットアップ

5.1 VSCode拡張機能版

インストール

  1. VSCodeの拡張機能(🧩)を開く
  2. Codex」と検索
  3. 発行元が OpenAI の「Codex – OpenAI's coding agent」を選択
  4. 「インストール」→ VSCodeを再起動

⚠️ 発行元が「OpenAI」以外の類似拡張機能に注意してください。

サインイン

  1. 左サイドバーにCodexアイコンが追加される
  2. クリックしてCodexパネルを開く
  3. Sign in with ChatGPT」をクリック
  4. ブラウザでChatGPTアカウントにログイン

基本的な使い方

機能 説明
Chat 質問・相談するモード
Agent ファイルの読み書き・コマンド実行を自動で行う

完了チェック: チャットパネルにメッセージが送れればOKです。


5.2 CLI版

⚠️ Codex CLIのWindowsサポートは現時点では実験的です。Windowsユーザーは VSCode拡張機能版(5.1) の使用を推奨します。

Node.js 18以上が必要です。ターミナルを開いて実行:

npm install -g @openai/codex

起動方法

codex

初回起動時にChatGPTアカウントで認証します。

完了チェック: codex コマンドでチャット画面が起動すればOKです。


5.3 Codex app(デスクトップアプリ)

macOS(Apple Silicon)/ Windows 向けのアプリです。VSCodeのインストールは不要です。
https://openai.com/codex/ からダウンロードできます。

💡 VSCode拡張・CLIとの違いは1.3 Codex app について(Codex ユーザー向け)を参照。

サインイン

ダウンロード後、起動してChatGPTアカウントでログインします。

基本的な使い方

操作 方法
ファイルを参照させる チャットで @ファイル名 と入力
画像を添付する ドラッグ&ドロップ
複数タスクを並行する 別タブで新しいタスクを開始

完了チェック: アプリが起動してチャット画面が表示されればOKです。


6. ファイルをAIに見せてみよう

セットアップが完了したら、まずこれを覚えましょう。
チャットでファイルを指定するだけで、AIがその内容を読んだ上で回答してくれます。

6.1 基本の操作
形式 ファイルの参照方法
Claude Code VSCode拡張 チャットで @ファイル名 と入力
Claude Code CLI チャットで @ファイル名 と入力(またはパイプ: cat file.csv \| claude -p "説明して"
Codex VSCode拡張 チャットで @ファイル名 と入力
Codex CLI チャットで @ と入力するとファイル検索が開く
Codex app プロジェクトフォルダを開いて作業するとAIが自動で読み込む(Auto context)

@ファイル名 を使う場合のパスの書き方(例)

@data/sales.csv        # プロジェクト内のファイル
@src/analyze.py        # サブフォルダ内のファイル

複数ファイルを指定する場合(VSCode拡張・CLI)

@data/sales.csv @src/analyze.py この2つのファイルについて教えてください
6.2 やってみよう(2〜3分)

まだCSVがない場合は、AIに以下を入力して作ってもらいましょう:

サンプルのCSVファイルを data/sample.csv として作成してください。
列: name, value, date(10行程度)

VSCode拡張・CLI の場合: CSVができたら以下を試してください:

@data/sample.csv このCSVファイルの内容を教えてください。
列の意味と、データの件数を確認してください。

Codex app の場合: プロジェクトフォルダを開いた状態でそのまま質問できます:

data/sample.csv の内容を教えてください。
列の意味と、データの件数を確認してください。

AIがファイルの内容を読んで答えてくれれば成功です。

💡 @ が使えない場面では、相対パスをそのまま貼り付けて「data/sales.csv を読めるか先に確認してください」と最初に聞くと確実です。

6.3 注意点
内容
ファイルが見つからない プロジェクトフォルダをVSCodeで開いているか確認
回答が的外れ ファイル名の誤字、またはパスが違う可能性あり
⚠️ 個人情報・機密データ 氏名・連絡先・パスワード等を含むファイルはそのまま渡さない

完了チェック: @ でファイルを指定して、内容に基づいた回答が返ってくればOKです。


7. 設定ファイルを作ろう

AIへの指示書を事前に書いておくことで、「毎回同じことを説明する手間」を省けます。


7.1 CLAUDE.md(Claude Code用)

プロジェクトフォルダに CLAUDE.md というファイルを作るだけで、Claudeが毎回自動で読み込みます。

ファイルの種類と使い分け

ファイル 置く場所 用途
~/.claude/CLAUDE.md ホームフォルダの .claude/ 全プロジェクトに適用する個人設定
./CLAUDE.md プロジェクトのルート プロジェクト共通のルール

💡 研究室での使い方の例:

📝 テンプレート(まずこれをコピーして使ってください)

## CLAUDE.md

### プロジェクト概要
売上データを分析して傾向を把握するプロジェクトです。

### 私について
- Pythonは初心者です
- 専門用語はわかりやすく説明してほしいです
- コードにはたくさんコメントを入れてください

### 技術スタック
- Python 3.x
- pandas(データ処理)
- matplotlib / seaborn(グラフ作成)

### データについて
- ファイル: data/sales.csv
- 列: date, product, category, amount, quantity
- 文字コード: UTF-8

### お願いしたいこと
- 処理の「なぜ」も説明してください
- エラーが出たら原因と対策を教えてください
- グラフは日本語フォント対応でお願いします

### 禁止事項
- 元データの削除や上書き
- 説明なしの複雑なコード

完了チェック: CLAUDE.mdを作成後、Claudeに「このプロジェクトについて教えて」と聞いてファイルの内容が返ってくればOKです。


7.2 AGENTS.md(Codex用)

AGENTS.mdCodex用の指示書 です。仕組みはCLAUDE.mdと同じです。

ファイルの種類と使い分け

ファイル 置く場所 用途
~/.codex/AGENTS.md ホームフォルダの .codex/ 全プロジェクトに適用する個人設定
./AGENTS.md プロジェクトのルート プロジェクト共通のルール

📝 テンプレート(まずこれをコピーして使ってください)

## AGENTS.md

### プロジェクト概要
このプロジェクトは売上データの分析を行います。

### 開発環境
- Python 3.x

### データについて
- ファイル: data/sales.csv(読み取り専用)
- 分析結果は outputs/ に保存

### コーディング規約
- コメントは日本語でOK
- 関数には必ずdocstringを書く

完了チェック: AGENTS.mdを作成後、Codexに「このプロジェクトについて教えて」と聞いてファイルの内容が返ってくればOKです。


7.3 auto memory(Claude Code専用)【発展・任意】

auto memoryClaudeが自動で作成・更新する学習ノート です。
CLAUDE.md(あなたが書く指示書)とは別物です。

CLAUDE.md auto memory
誰が書くか あなた Claude自身
内容 プロジェクトのルールや指示 Claudeが作業中に気づいたこと
具体例 「コメントは日本語で書いて」 「このプロジェクトは python3 で実行する」
管理者 あなた Claude(自動)

💡 使い込むほどClaudeがプロジェクトを覚えていくので、段々と説明が少なくて済むようになります。


8. 最初のデータ分析をやってみよう

💡 Codex appのみ利用の方へ: Step 1〜2のフォルダ作成はOSの機能で行い、Codex app上でフォルダを指定して同様に進められます。

Step 1: プロジェクトフォルダを作成

Windows: デスクトップで右クリック →「新規作成」→「フォルダー」
Mac: デスクトップで右クリック →「新規フォルダ」

フォルダ名: data-analysis-practice
中に以下のフォルダを作成:datasrcoutputs

Step 2: VSCodeでフォルダを開く
  1. VSCodeを起動
  2. ファイルフォルダーを開く
  3. 作成したフォルダを選択
Step 3: AIにサンプルデータを作ってもらう

AIチャットを開いて以下を入力:

サンプルの売上データCSVを作成してください。
条件:
- 100行程度
- 列: date, product, category, amount, quantity
- dateは2024年1月〜12月のランダムな日付
- categoryは「食品」「日用品」「家電」のどれか
- data/sales.csv に保存してください
Step 4: 分析スクリプトを作成してもらう
data/sales.csv を分析するスクリプトを作成してください。
内容:
1. データの読み込みと基本情報表示
2. カテゴリ別売上の棒グラフ → outputs/category_sales.png
3. 月別売上推移の折れ線グラフ → outputs/monthly_trend.png
日本語フォント対応で、コメントもたくさん入れてください。
src/analyze.py に保存してください。
Step 5: 実行して結果を確認
  1. AIが作成したスクリプトを確認
  2. 「実行して」とAIに指示する
  3. outputs/ フォルダにグラフが保存される
  4. グラフファイルをクリックして確認!

完了チェック: outputs/ フォルダにグラフ画像が生成されればOKです。


📚 参考リンク


楽しいデータ分析ライフを!🎊